別記第百十九佐柿國吉之城粟屋越中以下籠城次第峯たかみ月い雲まをいてかねて觀伸〓のきはの山のさをしかの聲家勝ィ一馬にい時々大豆を水にふさかして可飼野陣なとにてなへかま無之時之用心なり一仁不肖によらす武者を心懸ものい第一うそをつかすうろんなる事なく不斷あやうあきをたて物耻を仕かほんにて候犬ともいへ畜生ともいへ勝かほんなり一身體ハ大小によらすうちのもの又い百姓等にもなさけをかけて置たるいよく候きつくいたし候得い大事の時の用に立不申候常々の心持肝要にて古參新參にかきらす忠功之者の手前少にていかにま人切ないた人となし炭傷にくして然貞子さもの生之內に似合たる養子を仕候へと異見を加へあとの絕ぬ樣に仕候得い子なきものも安堵のおもひをなし口おもひて身命をかろんするものにてうちのものにいおぢられたるいあしく候いかにもなみたを流しいとおしまれたるかほんにて候一軍奉行仕ものい諸勢の先にたちたるかほんにて候其故あるいいふんとり或い手負たる者にみせんとて旗本へ悉あつまり心々故こくちの人數うすくなり候故敵こみかゝりかならすおくれを取大勢諸勢にふみおとさるゝ體見苦敷候一召出す風情又いいさゝかのものたへさせ候とも一人二人取分たるやうにいすへからす持出來候ハヽィ一うちのものにあなとらるゝと心得てはや我心狂亂したると悟へし其故いてきにさへあなとらるましき身を何とてうちの者にあなとられ候はんや物事に油斷していかならす我身體あやうきものと心得へし本、唐上日本まて武士い弓とりとて第一に弓の稽古を嗜さて鑓鐵炮萬事油斷あるましく候主におちよ一病におちよ一火におちよ一分別なき人におちよ一我心におちよ一知行財寳におちよ一夜る伏處におちよ一なきめにおちよ一船におちよ一公事におちよい上を 〓を一欲をされ一無用事され一人をいやしむ事去一大酒する事され一女に心ゆるす事去一ものあらそい事去一雜談すくす事され一我すく事を去一手に不合道具され一油斷する事されい上一武田大膳大夫元光御申候い(由〓)承候い其身のなり見にくゝ共けなけならんものにい情有へし又臆病なれとも用便おし立能い供使のやうに立申候兩方かけたらんにい所領とう何にか一無奉公者と奉公之族同事にあいあらいにてい奉公人いかてかいさみあるへきか(可有候4)さのみ事かけ候はすい他國の牢人なとに右筆さすへからす候一僧俗ともに能藝一手あらんい他國へ被越間敷候但身之よき(能〓)をもとゝして無奉公ならを 〓一人をいやしむ事去一雜談すくす事されを一大酒する事され一我すく事を去一無用事され一ものあらそい事去一油斷する事され別記第百十九佐柿國吉之城粟屋越中以下籠城次第