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朱舜水 朱舜水記念会編 湊川碑と朱舜水 侯爵徳川頼倫 楠公が『七たび人間に生れて此賊を滅さん』と申された弟の正季と刺し違えて歿されました、葬列無比の遺蹟が、即ち今の別格官幣社であるます湊川神社の立って居る所の地でございます。湊川神社と申せば、何方でも水戸義公光圀卿の建てられました、有名な『嗚呼中心楠子之墓』の石碑が、そこに在ることを御存ない方はありますまいと考えます。其湊川碑の碑陰には、楠公賛と申すものを鐫り付けてあります。其作者は誰れでありましょう。即ち明の徴君で、今から二百五十年前に、我日本に帰化いたしまして、光圀卿の賓師となられた朱舜水先生其人でございます。 舜水先生と申せば、乾度直ちに湊川の碑が聯想されるのでございます。湊川の碑と申せば、又必

<trjpft> 「朱舜水」: 前頁 | 次頁 近代デジタルライブラリーの当該頁へ <astyle><gstyle>新旧字混在</gstyle><kstyle>仮名遣い混在</kstyle><tstyle>Wikiのみ</tstyle></astyle> </trjpft>