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ものとなる。日本でも佛教の尊い典籍は、斯様な具合に尊重し、天皇陛下から序文を戴き、 将軍家に跋でも書いて貰つて、日本の大藏經を作りたい。斯く考へたのが、第二の動機で、 翁の二十歳臺の時であつた。 その後、日本も御維新となり、時勢が一變したので、左様な考も中絶したのであつたが、彼 の耶蘇教の輩が、バイブルの類を僅かな代償で賣捌いて、大いに布教の便利を得てゐるのを 見、益々佛教交流のために、大藏經を活版に附したいと考へた。古来の大藏經は實に立派で はあるが、あんな大きな本では仕方がない。何様でも活版にして携帯に

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