2017年「NDLデジタルライブラリーカフェ」
国立国会図書館では、「国立国会図書館デジタルコレクション」をはじめ、様々なデジタルライブラリーを開発、インターネットを通じて提供しています。これらのデジタルライブラリーは、図書館内での利活用はもちろん、研究やアプリケーション開発などへ利活用の場が広がっています。
2017年11月29日・12月2日に、デジタルライブラリーにかかわる研究や最新動向をもっと身近に、もっと楽しくする講演会を開催しました。講演会では、「サイエンスカフェ」の手法を取り入れ、研究者や第一線で活躍されている人をゲストにお迎えし、ゲストが紹介する最新の話題について、参加者を交えて語り合いました。
また、このイベントの報告を、『国立国会図書館月報 2018年3月号 [PDF: 7.22MB]』に掲載しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
「サイエンスカフェ」とは、科学者と市民が気軽に科学の話題について語り合う場を作ろうという試みです。 市民と科学者、研究者をつなぐ新しいコミュニケーション手法として、大学や研究機関で広く行われています。 「NDLデジタルライブラリーカフェ」では、デジタルライブラリーに関係のある様々なテーマを取り上げ、紹介します。
<第1回> 「NDL×データ可視化」 「データ可視化」とは、データに含まれる情報(事実・示唆)を発見し、視覚的な表現(画像・グラフ・図・表)にすることで分かりやすく伝えること、またそのための技術です。近年、量と多様性が爆発的に増加したデータの中から特徴や傾向を把握する手段として、データ可視化は注目を集めています。今年度第1回目のデジカフェでは、「国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)」に保存された自治体サイトのデータをもとに作成した可視化作品や、国立国会図書館が収集した資料のデータ(書誌データ)の可視化作品から見えてくる近年の出版情報の傾向についてお話しいただきます。 ※2016年7月30日に国立国会図書館で開催したイベント「NDLデータ利活用ワークショップ~ウェブ・アーカイブの自治体サイトを可視化しよう~」もご参照ください。 |
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当日の様子
当日の質問、ディスカッション内容など
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<第2回> 「地域資料を最新規格でお手軽に使いやすくしてみよう」 「国立国会図書館デジタルコレクション」には、約266万点のコンテンツ画像が含まれ、中には地域の歴史や風土に関する資料も多く含まれています。 第2回では、最新の画像共有規格IIIF(トリプルアイエフ)を使って、このデジタルコレクションのコンテンツを使いやすく、地域資料に含まれる情報を発見しやすくする方法を教えていただきます。 IIIFとIIIFに対応するアプリケーションを使って、参加者が選んだ地域資料(*)の画像に注釈を付けたり、地図や年表上に表示させたりする作業を通して、デジタル画像を用いたアプリケーションの作成やサービス提供のヒントを見つけてみましょう。 (*)地域資料とは、各地域での出版物や地域出身者に関する資料など、各地域や地方自治体に関係する資料を指します。 |
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第2回ゲストスピーカー永崎先生からご参加の皆様へのメッセージ
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当日の様子
当日の質問、ディスカッション内容など
当日の成果物のイメージ
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申込方法
申込受付は終了しました。
お問い合わせ先
国立国会図書館 電子情報部 電子情報サービス課次世代システム開発研究室・電子情報流通課標準化推進係
メールアドレス:opendata(at)ndl.go.jp
※(at)は半角記号の@に置き換えてください。
電話:03-3581-2331(内線:40230 標準化推進係)