Japan Open Science Summit 2025 国立国会図書館主催セッション「AI×文学研究の可能性を探る」
目次
イベント概要
近年、デジタル人文学の分野で、大規模言語モデル(LLM)をはじめとするAI技術の活用が進められています。国立国会図書館においても、AI技術を用いたOCR処理プログラムの研究開発を行うとともに、OCRによるデジタル化資料のテキスト化、本文検索サービスの提供等を進めています。これらの技術やその成果物が文学研究でも活用されつつあり、研究の効率化や深化の観点で、今後さらに大きな役割を果たしていく可能性があります。
本セッションでは、デジタル技術を活用して文学を研究されている方々から、AI技術やLLMの可能性、研究のアイデア等を紹介いただきました。また、AI時代における研究基盤としてのデータ共有等についても議論いただきました。
開催概要
- 日時
- 2025年6月26日(木)15時00分から16時30分まで
- 開催形態
- オンライン開催(Zoom Meetings及びYouTubeライブ)
- 参加費
- 無料
プログラム・発表資料
「国立国会図書館の技術紹介」 青池亨(電子情報部電子情報企画課次世代システム開発研究室開発研究係長)
「国立国会図書館デジタルコレクションのOCRデータからの復元」 近藤泰弘氏(青山学院大学名誉教授)
「『からまる』のVibe〜大規模言語モデルが生み出す世界観と創造性」 北本朝展氏(国立情報学研究所コンテンツ科学研究系教授)
「AIで読む『小説家になろう』:Transformerによる物語ジャンルの可視化と分類」 黄晨雯氏(大阪大学大学院人文学研究科助教)
「コンピュータに小説のジャンルが判定できるか」 日比嘉高氏(名古屋大学大学院人文学研究科教授)
ディスカッション:モデレータ 近藤泰弘氏,参加者 北本朝展氏、黄晨雯氏、日比嘉高氏

本セッションの資料は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの表示4.0 国際(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/legalcode.ja に規定される著作物利用許諾条件。「CC BY」といわれます。)に従うことで利用することができます。
関連リンク
お問い合わせ
国立国会図書館 電子情報部 電子情報流通課 標準化推進係
メールアドレス:opendata(at)ndl.go.jp ※(at)は半角記号の@に置き換えてください。
電話:03-3581-2331(内線:40230)