国立国会図書館のデータを使い尽くそうハッカソン
2015年11月28日と29日に、NDLが提供するデータを活用してツールやアプリなどを作る、「国立国会図書館のデータを使い尽くそうハッカソン」を開催しました。12月24日に、当日の成果(開発した試作品)の概要を掲載しました。また、このイベントの報告を、『国立国会図書館月報 2016年4月号』に掲載しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
イベント概要
国立国会図書館(NDL)は、「LODチャレンジ2015」「アーバンデータチャレンジ2015」の開催に合わせて、NDLのデータの利活用をテーマとしたハッカソンを実施します。NDLでは、出版物の書誌データをはじめとする各種のデータを提供しています。これらのデータは、「国立国会図書館サーチ」「Web NDL Authorities」「NDL東日本大震災アーカイブ」「国立国会図書館デジタルコレクション」「国会会議録検索システム」などのオンラインサービスで提供するAPIを通じてご利用いただけます。
ハッカソンでは、NDLのデータの新しい使い方についてアイデアを練り、アプリケーションやツールを試作する作業を、2日間かけて、参加者がチームに分かれて行います。NDLのデータを使って仕事に役立つツールを試作したい図書館の方、出版物のメタデータの可視化やテキストマイニングを試みたい方、NDLのデータを使った面白いスマートフォン用アプリを開発してLODチャレンジやアーバンデータチャレンジに応募したい方など、NDLのデータの利活用に関心のある方のご参加をお待ちしています。様々な分野・立場の人によるオープンコラボレーションで、より面白くより楽しくNDLのデータを使い尽くしましょう!
※NDLは、「LODチャレンジ2015」にデータ提供パートナーとして、「アーバンデータチャレンジ2015」にデータ提供・支援拠点として、参加しています。
※イベント中、希望する方を対象に、国立国会図書館の書庫見学を行います。
※本イベントは、2015年2月に開催した「国立国会図書館のウェブページを使い尽くそうアイデアソン」の成果を踏まえて行うものです。
目次
1. 開催日時・場所
2015年11月28日(土)10:00~17:00 2015年11月29日(日)10:00~17:00 国立国会図書館東京本館 新館3階 大会議室 アクセス http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/route.html
2. 定員・対象
15人程度
※応募者多数の場合は調整させていただきます。両日参加できる方を優先します。
※特に、以下のような方の参加を歓迎します!
- ソフトウェア開発技術の有無に関わらず、実現させたいデータ利活用アイデアをお持ちの方。特に、図書館員の方を歓迎します。
- NDLのデータを使ってデータの可視化やテキストマイニングなどを行いたい方。
- ソフトウェア開発技術(コーディング技術)をお持ちの方。
- デザインが得意な方。特に、UIを作ることができるデザイナーの方を歓迎します。
- アーバンデータチャレンジやLODチャレンジに応募する作品を開発したい方。
3. 参加費
無料 ただし、旅費など参加に伴う費用は、参加者の負担となります。
4. 申込み方法
申込受付は終了しました。
「参加条件」をご確認いただき、以下の必要事項を記載の上、電子メールでお申込みください。なお、お申込みをされた方は、「参加条件」に同意していただいたものとします。
※申込後3日以内(土日祝を除く)に申込受付をお知らせします。3日以内に連絡がない場合は、「お問い合わせ先」までお知らせください。
※応募多数の場合には、調整いたします。全申込者に対して、参加の可否を2015年11月12日(木)までにお知らせします。12日までに連絡がない場合は、「お問い合わせ先」までお知らせください。
5. プログラム(予定)
1日目:11月28日(土)
9:30 受付開始
10:00 開会あいさつ・オープニング
10:30 インプットタイム(NDLのAPIの概要と利用方法の説明)
11:00 チームビルディング
12:00 昼食
13:00 アイデア検討・試作品の開発・希望者は書庫見学
16:30 各チームの状況報告
17:00 初日終了2日目:11月29日(日)
9:30 受付開始
10:00 オープニング
10:10 試作品の開発
15:45 成果発表、参加者からのコメント、総評
16:45 閉会あいさつ・クロージング
17:00 閉会
※タイムスケジュールは、変更することがあります。
6. 持ち物
ハッカソンに使うパソコンや無線ルータ・モバイルルータ等の機材につきましては、各自でご用意ください。電源、筆記用具はご用意いたします。
7. 参加条件
下記に同意の上、本イベントにお申込みください。
- 本イベントで出されたアイデアは、誰でも利用できる「公共財」として取り扱います(「公共財」として取り扱うことを希望しないアイデアは出さないでください。)。
- 構築したアプリケーションやサービスの知的財産権は、構築した方に帰属します。ただし、構築したアプリケーションの名称・概要・画面例・構築者名などは、国立国会図書館ホームページや刊行物等で掲載・公開します。また、当日の様子を撮影した写真等は、後日、国立国会図書館ホームページや刊行物等に掲載します。
- 構築するアプリケーションやサービスは、非営利目的での利用とします。営利目的で利用する場合は、利用するAPIの利用条件を順守します。
- 構築するアプリケーションやサービスが、公序良俗に反する、あるいは第三者の知的財産権その他の権利を侵害することのないようにします。
- 構築するアプリケーションやサービスの形式は問いません(スマートフォンアプリ、Webアプリ、Windowsアプリなど、得意なプラットフォームで開発してください。)。
8. 利用できるAPIなど
ハッカソンでは、以下のAPIで提供する各種データを利用できます。当日は、ハッカソンに向けたインプットとして、これらAPIの概要を紹介します。また、NDL職員がチューターとなり、これらのデータの使用方法や整形などをサポートします。
- 国立国会図書館サーチの検索用APIとハーベスト用API (出版物等の書誌データ等)
- Web NDL AuthoritiesのAPI(SPARQL) (典拠データ)
- NDL東日本大震災アーカイブのAPI (震災関連資料のメタデータ)
- 国会会議録検索システムの検索用API (会議録情報・議事部分〔テキスト部分〕)
- NDLラボサーチ(出版物等の書誌データ+目次データ)
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- 国立国会図書館デジタルコレクション書誌情報
- 書誌IDリスト NEW! 2015年11月17日に公開しました。
- 「図書館及び関連組織のための国際標準識別子(ISIL)」試行版LOD
NDLで提供しているLinked Open Dataについて、詳しくは、「使う・つなげる:国立国会図書館のLinked Open Data (LOD)とは」のページをご覧ください。
9. 当日の成果(開発した試作品)の概要
これらの資料は、ハッカソン当日の各グループの成果発表をもとに、イベント事務局が試作品の概要をまとめたものです。実際のアプリやツールとは異なる点がある可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
10. お問い合わせ先
国立国会図書館 電子情報部 電子情報サービス課次世代システム開発研究室・電子情報流通課標準化推進係
メールアドレス:opendata(at)ndl.go.jp
※(at)は半角記号の@に置き換えてください。
電話:03-3581-2331(内線:40230 標準化推進係)