2020アーバンデータチャレンジ京都:ジャパンサーチ・タウン
イベント概要
日本国内の博物館、図書館、文書館、美術館など、いわゆるGLAMのコンテンツの利活用のためのプラットフォーム「ジャパンサーチ」が正式公開されました。
国立国会図書館(NDL)では、アーバンデータチャレンジ(UDC)2020京都府ブロックとの共催で、「2020アーバンデータチャレンジ京都:ジャパンサーチ・タウン」をオンラインにて開催し、ジャパンサーチが連携する日本国内のGLAMデータを利用して地域課題解決のためのサービスのアイデアを練り、実際にアプリケーションやキュレーション作品を試作します。
当日は、ジャパンサーチのAPI(SPARQLエンドポイント)やワークスペース機能について、開発チームのメンバーが直接解説し、皆さんの作品作りをサポートします。
開催概要
- 主催
- 国立国会図書館、UDC2020京都府ブロック
- 開催形態
- ウェブ会議システムZOOMによるオンライン配信
- 日時
- ジャパンサーチ・タウンvol. 1:2020年10月31日(土)10:00~17:00
- ジャパンサーチ・タウンvol. 2:2020年12月5日(土)10:00~17:00
- 参加費
- 無料
プログラム・申込方法
詳細は、connpass [外部サイトへのリンク]のイベントページをご覧ください。
配布資料・講演映像
- ジャパンサーチとその活用:特に教育・学習面にかかわる期待・要望について [PDF: 1.66 MB] https://doi.org/10.13140/RG.2.2.29691.34084 講師:天理大学 古賀崇氏
- SPARQLで使うジャパンサーチ利活用スキーマ [外部サイトへリンク] 講師:ゼノン・リミテッド・パートナーズ 神崎正英氏
- ジャパンサーチのコンテンツ・キュレーション機能紹介 [PDF: 3.47 MB] 国立国会図書館 ※マイノート・ワークスペース機能における画像のアップロード方法の説明について一部修正しております。(2020.11.25)
- SPARQLヒント&クエリ集 [PDF: 581 KB] 国立国会図書館
当日の成果の概要
当日は、ジャパンサーチの機能を使用してキュレーションを行うチーム(COVID-19、竹、偉人をそれぞれテーマとする3チーム)と、APIを通じて得られるジャパンサーチのデータを使用して開発を行うチームに分かれ、2日間にわたり作業を行いました。以下は、各チームの成果発表の概要をまとめたものです。概要を発表する際にスライドを使用したチームに関しては、合わせて掲載を行っています。
COVID-19チーム
ジャパンサーチのワークスペース機能を使用し、結核・天然痘・コレラ・ペスト等といった感染症に関する資料のキュレーションを通じて、様々な時代・地域の人々の様相と現代社会の比較を試みたキュレーション作品や、COVID-19の流行に伴う公共図書館の休館に関する資料を集めた作品が紹介された。竹チーム 概要紹介 [PDF: 715 KB]
「けいはんな・かんさい『竹』風土記」と冠して、けいはんな学研都市・関西地方における工業、食、工芸、民話、イベントと竹との関係を、美術・工芸品、映像資料等を通じて紹介するキュレーション作品が紹介された。ジャパンサーチのワークスペース機能を使用し、情報を地図上に表示する試みも行われた。偉人チーム 概要紹介 [PDF: 490 KB]
「けいはんな学研都市先人の足跡」と冠して、先人の一人である「橘諸兄」に関する情報を、ジャパンサーチ上の資料とWikipediaの情報とを紐付けたキュレーション作品が紹介された。「uMap」(地図の表示や作成を行えるオープンソースアプリケーション)を使用して地図を作成したり、ワークスペース機能を使用して年譜の作成が試みられた。API開発チーム 概要紹介 [PDF: 306 KB]
SPARQL APIを使用して美術品等のサムネイル画像を取得し、作者・年代・所蔵機関等の共通点を持つ資料の組み合わせを神経衰弱の要領で探しながら学習するゲームアプリのデモンストレーション版を開発した。
参考情報
お問い合わせ先
国立国会図書館 電子情報部 電子情報流通課標準化推進係
メールアドレス:opendata(at)ndl.go.jp ※(at)は半角記号の@に置き換えてください。
電話:03-3581-2331(内線:40230 標準化推進進係)